障碍者の方も安心して応募できる寮付き求人のチェックポイント

今や、障碍者でも一般企業に就職し、もてる能力を存分に発揮する時代。企業側も時代のニーズに応え、バリアフリーがきちんとととのった安心で快適な社員寮を拡充させています。一方、住まいとならんで企業で働くうえで重要となるのが企業側の労働条件です。いくら社員寮が住みやすく、バリアフリーがととのっていても、内定後の労働環境が良くなければまったく意味がありませんよね。ここでは、福利厚生など、寮付き求人への応募にあたって最優先にチェックすべき基本ポイントについてまとめました。

 

給与水準が一般的か

障碍の有無にかかわらず、寮付き求人に応募するにあたってまず気になるのは給与体系ではないでしょうか。ここ数年、「求人に掲載されている給与体系と実際の条件が異なっている」というケースも少なくはなく、入社後のトラブルにつながることも決して稀ではありません。

特に障碍者の場合、公的年金とのバランスにも注意する必要があります。障碍基礎年金をすでに受給している場合、年金以外の収入については毎年役所に申告する必要があり、給与収入が年間で一定額を超えると障碍基礎年金を減額されることになります。もしも申告を怠った状態で働きつづけた場合、申告漏れや脱税と見なされる可能性がありますので、申告は毎年きちんと行うようにしましょう。

これから一般企業の寮付き求人に応募しようと考えている方はぜひ、障碍基礎年金と給与収入の関係について知識を身につけておく必要があります。この分野の専門家としては、社会福祉士、税理士、弁理士、ソーシャルワーカーなどが挙げられます。

 

福利厚生やサポートはしっかりしているか

障碍者が一般企業で働くにあたり大きなハードルとなるのが「通院問題」です。障碍のある方は持病を抱えている場合が多く、勤務を続けながら定期的に通院をし、病気や障碍のメンテナンスを継続する必要があります。

通院の日は当然仕事を休むことになり、その分働けなくなるため、職場のほうでその分のカバーができず、それを理由に入社そのものを断られるケースも少なくありません。また、働く当人としても、通院で何度も会社を休んでいるうちに会社側に遠慮してしまい、結果的に短期間で自己都合退職に踏み切ってしまう場合も多いと言います。

こうした一連の配慮も企業側にとっては福利厚生に含まれますので、寮付き求人に応募する際にはあらかじめ障碍の特性をきちんと伝え、給与体系や労働条件について細かくチェックしておくことが肝要です。

 

ブラック雇用を見抜くポイント

障碍者の一般雇用でもここ数年問題視されているのがブラック雇用です。ブラック企業そのものは一般企業でもかなり以前から話題になっていますが、障碍者向け寮付き求人の場合、ブラック雇用は別の意味をもちます。一般企業が障碍者を雇用する場合、法律の規定により一定の助成金が交付される仕組みになっています。

一部の企業はその仕組みを逆手に取り、障碍の軽い応募者ばかりを意図的に雇用したり、名目だけの雇用で終わらせて実際には仕事らしい仕事をほとんど与えなかったりと、明らかに交付金目あてとしか思えない契約を結ぶケースも残念ながら稀ではありません。

もちろん、ほとんどの企業は制度を正しく利用し、障碍者を雇用していますので、面接の態度などを細かくチェックし、ブラック雇用に引っかからないようにしましょう。

 

まとめ

寮付き求人と合わせて障碍者がチェックしておきたいのが、入社後の給与体系や福利厚生です。特に、通院が必要な持病を抱えている場合、有給の日数や社内での注意点など、企業側に理解しておいてもらいたいことをあらかじめ細かく伝えておく必要があります。

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