寮付き求人で社会保険完備は本当に良いのか?

寮付き求人は、すぐに仕事を始めたい方、一人暮らしを始めたいけれど金銭的な面などで不安がある方に人気です。様々な仕事内容があり、寮の環境も異なるため、自分の基準で選ぶことができます。仕事を選ぶ基準の一つが社会保険ではないでしょうか。しっかりと完備されていると安心できます。しかし、加入せずに働く方法もあります。一体どちらのほうが良いのでしょうか。様々な観点から、働き方について考えていきましょう。

寮付き求人の種類

寮付き求人には様々な雇用形態があります。

まず、パート、アルバイトでの契約です。この雇用形態で働いた経験がある方は多いでしょう。時給で仕事を行います。しかし、学生が学業の合間に働く、主婦が家事や育児に影響が出ない程度に働く、といった短い時間での勤務をするというわけではありません。寮に住みこみで働くため、1日8時間、週5日の勤務が可能です。日によって、業種によっては残業があったり、休日出勤を求められることもあります。時給ですが、しっかり働くので、月給としては一般的な会社員の大卒初任給並みに稼げます。仕事によっては、それ以上稼ぐことができます。

次に、派遣社員として働く方法です。勤務先の会社に直接雇われるのではなく、まず派遣会社に登録します。寮付き求人を多数扱う派遣会社があるので、そこに登録し、希望条件に合った仕事を仲介してもらいます。派遣会社に履歴書を提出したり、専用の登録書に記入したりするので、自分の能力や資質に合った仕事を紹介してもらえます。自分がもともと希望していた業種ではないものを紹介される場合もあり、自分自身では向いていないと思い込んでいたものが実は自分に合っているかもしれないという発見もあるでしょう。

もちろん、紹介されたものが気に入らなければ断り、新しい案件を紹介してもらえる場合もあります。こちらも時給制のものが多く、紹介先の実際に勤務する会社からではなく、派遣会社から給与が支払われます。一つの現場に、いくつかの派遣会社から派遣されている場合もあり、同じ仕事をしていても他の派遣会社の人、直接雇用のパート、アルバイトとは多少時給が異なる場合もあります。

また、派遣会社によって紹介できる仕事の量や種類も異なります。派遣会社に登録を考えている場合、いくつかの会社を比較してみるとよいでしょう。派遣会社に登録することのメリットとして、数か月ごとや1年での契約になり、期間が終了する度にそのまま更新するか、辞めるかを選ぶことができる点です。仕事が合わないと感じたら、その期間をもって辞められます。気に入れば、継続して働くことができます。

ただし、派遣の場合一つの現場で最長3年までとなります。契約期間が満了した場合、直接雇用に切り替えることが可能な場合もあります。契約更新しない場合や契約満了した場合、派遣会社から新たな仕事を紹介してもらえます。一から職探しをしなくていいので楽です。

最後に、契約社員、正社員です。こちらは勤務先の会社に直接雇用され、月給で給与が支払われます。残業代や休日手当などは別途支払われます。正社員の場合は、契約期間の定めがないので、定年まで働くことも可能です。契約社員の場合、1年ごとなど期間ごとに契約更新か、辞めるかを選ぶことができます。

とにかく稼ぎたいのか、とりあえず働いてみて適正を考えたいのか、正社員登用を目指して働ける会社を選ぶのか、長期的な安定を望むのか、人それぞれでしょう。寮付き求人をチェックすると、これらのような様々な雇用形態があるので自分にとってどれがいいのかを考えてみてください。

社会保険とは

これまでに、パートやアルバイトでしか働いた経験がない方は社会保険に加入していなかったかもしれません。社会保険に加入できると良い、とは聞きますが実際にはどのようなメリットがあるのかわからない方のために、簡単にご説明します。

社会保険とは、一般的な会社に勤めている場合、主に健康保険、年金保険(厚生年金)、雇用保険の3つが完備されています。

まず、健康保険です。アルバイトやパートなどで働いていて勤務時間が短い場合、会社の健康保険に加入できません。そして、自分で国民健康保険に加入する必要があります。区役所や市役所での手続きになり、前年の収入額によって毎月支払う保険料が定められます。フリーターなど、複数の勤務先を掛け持ちしたりして、合計してフルタイムくらいの勤務であった場合、毎月1万円程度の支払いになります。これを毎月自分で納めなければなりません。

会社の健康保険に加入している場合は、保険料は給与の4%を天引きされます。給与が20万円の場合、1万円くらいです。また、扶養家族がいらっしゃる場合、一人分の健康保険料で、家族、例えば奥さんやお子さんの分の保険料が賄えます。扶養家族がいらっしゃる場合、この点では社会保険完備の求人が良いです。

次に、年金保険です。学生やアルバイト、パートの方は国民年金に加入します。区役所、市役所や年金事務所での手続きになり、毎月1万5千円程度支払います。ただし、学生の方や収入が低い方は免除、猶予や減額の手続きができます。対して、会社の年金である厚生年金に加入すると毎月の保険料は給与の9%程度の金額で、給与からの天引きになります。給与が20万円の場合2万円くらいです。さらに、会社の年金である厚生年金に加入しているため、会社側も保険料を負担してくれます。

したがって、定年後にもらえる年金額が多くなります。さらに、厚生年金に入ることで、主婦である奥さんがいらっしゃる場合、毎月彼女が払うべき保険料を払わずとも、国民年金を支払っているのと同じことになります。社会保険完備でない場合、自分と奥さんの国民年金二人分の保険料を払わなければなりません。扶養家族がいらっしゃる方、将来の受け取り年金を増やしたい場合には社会保険完備のほうが良いです。

最後に雇用保険です。雇用保険は、アルバイトやパートの方は加入できず、フルタイム勤務の派遣社員、契約社員、正社員が加入できるものです。会社員が給与から天引きされる雇用保険料は、給与の0.3%と非常に安く、給与が20万円だったら600円程です。何のためのお金かというと、将来仕事を会社都合や自分の都合で退職し、失業した場合に助けてもらうためのものです。退職後、次の仕事が決まらないと生活していけません。そんなときに支給される失業保険をもらえる権利となります。

以上のことより、将来的な安定や家族を養っていくことを考えると、社会保険完備が嬉しいです。

嬉しい手当付き!

契約社員や正社員で働くと、社会保険の他にも手当がついています。例えば、年に二回のボーナス、退職金制度、リーダー手当、など様々です。会社ごとに特色のある手当もあります。これらは、アルバイトやパート、派遣社員の場合にはつかないものもあります。

求人をチェックする場合は、このような手当や内容についても確認しておきましょう。

自分の働き方を考えよう!

社会保険完備だと、安定した生活が送れます。将来の不安を少しでも減らしたい方にはおすすめです。

しかし、まだ若い方、独り身の方で、自由に生きていきたい方は、社会保険にこだわる必要はないかもしれません。健康保険、国民年金を自分で納め、自分で安心できる生活を送ることも可能です。また、働き始め、仕事が合っていると感じたら、正社員登用を目指すのもありです。

自分に合った働き方ができる環境を探すのが一番です。

まとめ

社会保険完備の会社で働くと、どのようなメリットがあるのか理解できたでしょうか?やはり、会社からの手厚いサポートがあると、安心して、安定した生活が送れます。将来のことを考えるなら、あったほうがいいかもしれません。

しかし、そこにだけこだわるのではなく、仕事の内容や勤務時間など、総合的に求人内容をチェックしましょう。自分がやれる仕事なのか、より良い生活を送れる環境なのかが大切です。寮付きだと、住居費がかからない分、個人的に保険に入るという方法もあります。自分に合った生き方をすれば良いのです。

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